2025.07.13
犬の管理栄養士・ペットパテシエにお話をお伺いしました。

中村公美
神奈川でマクロビオティックカフェ・Fate le Marche(フェットルマルシェ)
東京・赤羽の東洋大学キャンパンス内でViEAT(ヴィート)
どちらも「米粉と麹と安全野菜」をコンセプトとし、低糖質・グルテンフリーのメニューを揃えたカフェのオーナー。
その他、食に関する様々な分野で活躍。専門学校の講師、パティシエ、バリスタ、米粉food研究家、数多くの米粉レシピ開発、専門書の監修など。また犬の管理栄養士・犬のパティシエの資格も持つ。


そもそも犬の管理栄養士とは?
ペットの栄養管理や食事の設計を専門とする専門家です。人間の管理栄養士に似ていますが、動物の栄養学に特化しており、ペットの健康維持や疾患予防、最適な体重の維持などをサポートします。犬は自由に採食ができないので、人間が犬の食事と栄養に関する知識を持たなければいけません。しかし誰もがその知識を持っているわけではないので、私達のような立場の人間が必要になります。愛犬の健康を維持するために、食事の重要性を理解し、適切な栄養管理を行う資格です。
犬の管理栄養士の立場からみて理想的な食事とは?
犬は雑食性の動物ですが、肉食が非常に重要な要素であることは間違いありません。体内で合成できない必須アミノ酸を肉から摂取するので体の正常な機能を維持するために肉が必要なんです。また合成ではない天然のビタミン、ミネラルの供給源としては肉は最適です。そもそも犬は祖先から肉食の習慣を持っており、肉は自然な食事の一部です。肉を含む食事は、犬の本能的な食欲を満たします。
また管理栄養士、米粉food研究家の立場からするとグルテンフリーというのは重要な要素です。グルテンを含む食事は皮膚のかゆみや消化器系のトラブルを引き起こす可能性があります。できるだけ避けた方がいいいでしょう。
ワンモについて評価をお願いします。
ジビエ肉、しかも内臓肉にこだわって作られているのが良いですね。与えたくても入手することすら難しい稀少部位を使用していて、余計なモノは配合しない、グルテンフリーである、含まれる栄養素が素晴らしいなど、色々とポイントはあるでしょうが、ワンちゃん達が喜んで食べているというのが一番のポイントですね。


ウチのカフェ(フェットルマルシェ)でもワンちゃんクッキーと一緒にお出ししていますが、全てのワンちゃんが大喜びで食べてます。